補聴器の寿命は?買い替えなくても、そのまま使える?
こんにちは。大阪市西区の南堀江にあります、補聴器専門店フォーラム21の松本です。
当店にご来店いただいたお客様で「補聴器の寿命は?」「補聴器は何年使えますか?」といったお問い合わせを多くいただきます。
せっかく購入したのに数年で使えなくなってしまったら・・・
皆さんの気になるところだと思います。
そこで今回は【補聴器は使用してから何年使えるか?】についてお話ししたいと思います。
とその前に、皆さんのご家庭にある電化製品の寿命はどれくらいあるんでしょうか?テレビ・冷蔵庫・電子レンジなど色々ありますが、それぞれ期間が異なります。あくまでも目安になりますのでご参考までに。
・テレビ:6年~7年 ・エアコン :7年~10年
・洗濯機:7年~8年 ・冷蔵庫 :8年~10年
・炊飯器:5年~7年 ・電子レンジ:9年~10年
・掃除機:7年~8年 ・パソコン :5年~7年
では、補聴器は?
【約5年】といわれています。
この数字を見た時に「補聴器の寿命は短いんだな・・・」とお感じになった方もおられるかもしれませんね。
補聴器の寿命は様々な理由から5年と言われています。
続いては、それをいくつかご紹介します。
<補聴器の進化>
3年~5年前に補聴器を購入いただいたお客様で、その時にはなかった性能が搭載された補聴器が出てきています。
5年前に販売されていた補聴器と比較してみると
・テレビやオーディオ機器などと無線で補聴器に接続し、直接補聴器からお楽しみいただく事が出来ます。
・今では主流になりつつある【充電型補聴器】は存在していませんでした。
・防水・防塵加工に関しては5年前も展開されていましたが、現在の補聴器の防水・防塵加工は、よりグレードの高いものが発売されています。
・購入されてから1年以内に紛失された場合は保証で1度のみ無償提供されます。
※補聴器のモデルによって、対応しているもの・していないものがあります。
<聴こえの性能の変化>
・補聴器を装着した時の「自分の声のこもり感(閉鎖感)を軽減」
・カラオケやコンサートなど音楽がより聴きやすくなった
・ワンワン響く反響音を制御して聴きやすくなった
・受話器を補聴器に近づけた時に両耳の補聴器から電話が聴ける
などなど、わずか5年で補聴器の性能が格段に良くなり、皆さんの生活により入り込んだ性能が付いてきています。
※補聴器のモデルによって、対応しているもの・していないものがあります。
皆さんは、補聴器の聴こえに満足出来なくなった事や、生活環境が変わられた事はありませんか?
<補聴器の聴こえに満足出来ななくなった>
一般的に、聴力の低下は年齢と共に進行していきます。そして、補聴器を継続的にご使用いただくと、お聴きいただいている音の大きさや音質に【慣れ】が生じてきます。
そうなると、補聴器からの聴こえが物足りなく感じてしまいます。
その場合は当店で調整をし、改めて聴こえを獲得いただく事になります。
しかし、調整をしても満足のいく聞こえが獲得できない、または調整範囲より聴力が低下している場合は、新しく機能を兼ね揃えた補聴器をご検討頂く必要があるかもしれません。
<生活環境の変化>
転職した。お仕事を引退した。引っ越しをした。結婚や出産などで家族構成が変わった。など皆さんの生活環境の変化によって補聴器に求められる性能も変化してきます。
また、閑静な生活スタイルから、「お知り合いの方と外食が増えた。」「趣味でハイキングに行くようになった」など、今までお使いいただいていた環境から大きく変化した場合などは、その環境に適した性能がついたものへ変更いただく必要があるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
今回は補聴器の寿命についてお話ししました。
冒頭でご案内しました電化製品の寿命に関しても、ご案内した寿命より長くお使い頂いている方もいらっしゃると思います。
ですので、
「補聴器の寿命5年」
これは、ご使用いただく環境や、メンテナンスいただく事で5年以上お使いいただく事も可能という事になります。
補聴器について、お電話のご相談からでも結構です。お電話・ご来店心よりお待ちしております。
なお、ご来店頂く際はご予約をお入れ頂きますとスムーズにご案内が可能となります。